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腐女子がイベントで買った同人誌のレポートを書かない理由

男性向けジャンルのことは全くわからないのですが、
一人の読み専腐女子として、
なぜ買った同人誌の自慢をする気にならないのか考えてみました。

女性向けジャンルで買い物自慢が書かれそうな場所を三つ挙げてみます。
・同人サイトのコンテンツとしての日記
 →人付き合いがあるから書けない。これは男性向けでも同じなのでは?
・他のコンテンツ(BLレビュー等様々)をメインとしたブログ
 →二次創作は違法性があると考えられ、ひんしゅくも買いやすい
・身内向けの日記
 →存在を認知されていない

……と、見当たらないのにはそれぞれ要因があるわけです。
でも「本当は書きたいけど書けない」んじゃなく、「書きたいなんて気が起こらない」んですよね。
ということで上に書いた三つの要因はあまり関係ありません。

なんで書かないの? と聞かれて真っ先に浮かんだのは全然別の理由。
恥ずかしいから! 申し訳ないから!
この二つに尽きます。
加えて、そもそもなんで自慢したいのかわからない!

公衆の面前で好きなジャンルとカップリングを明かすどころか
買った同人誌の表紙を並べて撮ってブログに公開するなんて、
想像するだけでもう、ああ! のた打ち回りたくなりますよ。
罰ゲームとしか思えません。

なんでそんなに嫌なのか、
自分でもわからなくて逆に気になったので、考えてみました。

申し訳ない・なんで自慢したいのかわからない、については、
女性向けの傾向として有名サークルが生まれにくく、いたとしても注目されない、というのががキーポイントじゃないかと。
「男性向けは作家買い・女性向けはジャンル買い」この文化の違いです。

有名サークルがないということは、逆に言うと、
知ってる人しか知らない細々とやってるサークルがほとんど。
→それを晒すのは申し訳ない(晒されたら恥ずかしい)

男性向けはお客様感覚、というとコミケで言う「参加者」の対義語と混ざってしまうけど、
商業作家感覚と言えばわかりやすいんじゃないでしょうか。
逆に本物の商業作家だと二次創作してることは内緒・目立たないようにしなければならなかったり。

買ったものリストですが、実際何も気にしてないわけじゃないです。サークル名で検索したときに自分のサイトが本家より上に来ちゃったとか(中略)、そんな場面に出くわすと申し訳ない気持ちになることもあります。

@++ - あっとまーく・いんくりめんと -:9/6 イベントレポート書く理由とお客様感覚は関係ないより

サークル名で検索しても出てこないところが多いですからね。
だから申し訳なくなるんだと思います。

それと、○○の△△本を買ったと書いてもステイタスにならない。
→なんで自慢したいのかわからない

好きなジャンルの好きなカップリングは大手も島中もチェックする。
買わなかった本は興味のなかった本。
興味ないジャンルの興味ない同人誌を紹介されても……。需要がない。
→なんで自慢したいのかわからない その2

そして作家買い・ジャンル買いの法則の他にも大きな違いがあります。

男性向けの自分×女キャラより、
女性向けのキャラA×キャラBの方が捏造度が高くて、痛い。
これが恥ずかしさを生むんじゃないかと考えました。

「私はこのキャラを好き」と言った場合、それは一つの真実です。
でも「(キャラA)が(キャラB)に恋してる」だなんて頭おかしい。と思われる。
頭おかしいってわかっていながらそれでも萌えずにいられない自分の業の深さ。
恥ずかしい。

萌えが痛さの壁を超えたとき、麻痺して語っていられるだけ。
冷静になってみればこの恥ずかしさってほんと半端じゃないと思うんです。
それを誰が見るとも知れないところで買ったものリストとして晒すなんて。

ギャー!
無理! 無理! ごめんなさい!
妄想しててごめんなさい。(キャラ名)と(キャラ名)が恋人同士ですみません。身長差好きですみません。

となるわけであります。

最後に、言うまでもなく一番の「申し訳ない」「恥ずかしい(恥ずべきこと)」は、原作者と一般ファンに対して、と付け加えておきます。

男性向けでサークルチェックリストみたいなのを公開する人がいるのも、
カルチャーショックを受けたことがあるんですが、
それも同じ感じでしょうか。

参考記事

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